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市民病院等地域医療問題

「市民病院と地域医療を考える会」がシンポジウムを開催します


ちらしのPDFファイルはこちらです。




「市民病院と地域医療を考える会」が発足

福祉のまちづくりを進める市民集会実行委員会と「ヨコスカをよくする会」市民病院・地域医療分科会が共同で呼びかけ、5月21日に西行政センターで「市民みんなで市民病院と地域医療を考える集い」が40名の参加で開催されました。


最初に、福祉のまちづくりをすすめる市民集会実行委員会の森田氏のレポート発表(写真)で、市民病院の指定管理者移行の背景や、地域医療振興会が受託したことによって、看護師や医師不足に陥っていることなどが、具体的な事実に基づいて明らかにされました。

参加者からの発言では、肢体不自由とてんかん発作のあるお子さんをお持ちのお母さんから、「これまでの市民病院のドクターは『いつでも診てあげるから来てください』と言ってくださって、いつでも安心して診てもらうことが出来ました。指定管理になったら、そのドクターがいなくなって、『直接、市民病院に来ないでかかりつけ医を見つけてください』と言われました。障がいがあって体調を崩しやすい子なのに、かかりつけ医に行って紹介状をもらってからでないと市民病院にかかれないようになったら、手遅れになってしまう。どうしたらいいのかわらず泣いています。」という切実な声もよせられました。
そして、多くの参加者から「市民病院が市民の命と健康を守る砦になるようにしていくことが必要」で、「問題を明らかにしながら、市民的な議論を広げ、行動を起こしていくことが重要である」等の発言が多くだされました。

結論として、個人・団体を構成員とする「市民病院と地域医療を考える会」を発足させることを決定し、申合せ事項として、「市民本位の市民病院や地域医療のあり方について、市民的な議論を行い、多くの市民の意見を基に、市民がいつでもどこでも安心して医療にかかれる地域医療の体制を確立することを目的」とすること等を採択しました。
最後に、発足総会として市に提出する要望内容を議論し、この会の最初の行動として、要望書を提出していくことを確認して集いは終了しました。
「ヨコスカをよくする会」の市民病院・地域医療分科会は、この「考える会」に積極的に参加して、市への要望書提出、署名活動などの活動に協力していきます。

 確認された、会の申し合わせ事項と当面の行動は以下の通りです。

市民病院と地域医療を考える会 申し合わせ事項

会の名称
この会の名称は、市民病院と地域医療を考える会とする。
会の目的
この会は、市民本位の市民病院や地域医療のあり方について、市民的な議論を行い、多くの市民の意見を基に、市民がいつでもどこでも安心して医療にかかれる地域医療の体制を確立することを目的とする。
この会の活動
この会は、上記の目的を達成するために次の活動を行う。
・市民的な議論が十分に保障されるよう、市民病院や地域医療に関する情報提供をおこなう。
・市民本意の市民病院や地域医療のあり方について市民的な議論を保障するために、議論の場を設定する。
・多くの市民と医療関係者等が連携して、市民本位の市民病院や地域医療のあり方について政策提言するために必要な調査、研究活動を行う。
・市民本位の市民病院や地域医療のあり方について、市民の意見に基づいた政策提言活動をおこなう。
・このほか、上記の目的を実現するために必要な活動を行う。
会員
この会は、会の目的に賛同する団体、又は個人で構成する。
会の組織
この会に、会員である団体又は個人から選出された代表委員で構成する代表者会議をおく。代表者会議は、会の運営及び活動方針について決定する。
この会に団体・個人から選出された事務局長と事務局員で構成する事務局会議をおき、代表者会議を補佐する。
ただし、当面の間は、事務局会議が代表者会議を兼ねるものとする。
財政
この会の活動経費は、個人及び団体からのカンパでまかなうものとする。

当面の活動内容

 市民病院について
・市民病院に対する市民の意見要望をもとに、具体的な改善を求めていきます。
・市民病院で産科をはじめとして休診した診療科の早期の再開を求めます。
・産科については、深刻な実態のため、必要な市民が市内で安心してお産ができるよう市に具体的な対策を求めます。
・市民病院の医師不足の原因を明らかにして、市として医師の確保策を具他的に実施させます。
・脳神経外科、神経内科の入院ベットの休止に伴う障害の重い人の入院ベットの確保策を具体的に明らかにさせます。
・市民病院の運営等に市民の意見を反映させるために、横須賀市と病院スタッフ、指定管理者、市民、医療関係者等が入った、市民病院医療懇談会の発足を求めます。

 地域医療について
・市内の総合病院の診療科の休診状況について明らかにして、地域で安心して必要な医療がうれられる様にするための地域医療体制について市民の意見をまとめていきます。
・救急医療センターのあり方について、市民、医療関係者等の意見が反映できるようにとりくみます。


 入会をご希望の方は、下記にご連絡ください。
「市民病院と地域医療を考える会」連絡先: 中央診療所 Tel. 046-823-8691


「市民病院を考える市民の集い」開催案内

「市民病院等地域医療分科会」では、 広範な市民・団体の知恵と力を結集して困難な地域医療の問題を解決していくために、 「福祉のまちづくりをすすめる市民集会事務局」などと協力して、 「市民病院と地域医療を考える会」(仮称)を立ち上げることになりました。
その最初の活動として、 下記のとおり「市民病院を考える市民の集い」を計画しました。
市民病院のあり方について、疑問やご意見をお持ちの皆さんに、 多数参加して頂くようお願いします。




どこで産むの?! 参加も休止
指定管理者制度移行で市民病院はズタズタに

 ご覧になりました? 「朝日」や「神奈川」の産科休止の新聞記事。(神奈川新聞の記事へ)  指定管理者制度移行を直前に控え、市民病院から、また、ドクターがいなくなって産科が休止になってしまいます。
 新聞記事にもあるとおり、横須賀共済も10月から産科を休止することが決まっていて、過去の実績からすると、横須賀共済分も含め、市内の半分近い人の出産の場が無くなることになります。指定管理移行によって、市民病院の産科も休止となり、市内で安心してお産ができなくなる状況を作り出した、市の責任は重大です。
市民病院については、すでに、脳神経外科、神経内科、呼吸器内科、泌尿器科の入院病棟が4月から閉鎖することが、明らかになっています。指定管理の導入で、利用できる入院ベット数が131ベットも減少し、看護師は50人も減ってしまいます。
 更に、外来の受診日も、土曜日に診療日を新たに設けるとはしていますが、全体の診療体制は、縮小される状況です。
市民病院の指定管理導入の理由を、「医者の確保をしやすくするため」と市民には説明してきましたが、まったくのでたらめであることをこの事実は物語っています。市民病院がこんな状況になっているのに、市民には十分な説明もなく、意見も聞かれることなく指定管理による運営が始まろうとしています。これが、吉田市長の言う「市民が主人公の市政」なのでしょうか。
 

これで良いのか市民病院!
市民みんなで市民病院のあり方について議論しよう

 市民病院等地域医療分科会では、市民病院の指定管理者制度移行に伴う問題点をみんなで学習しながら、そのあり方について議論するための学習会を5月中旬に、西部地域で、開催する予定です。そして、その学習会に地域の皆さんに参加していただいて、市民からの議論をスタートさせ、秋には、全市的な議論の場としてのシンポジウム等を開催出来ればと考えています。

☆市民病院等地域医療分科会の打ち合わせ会議に、ご参加ください☆

 上記の市民病院についての市民議論を進めるための打ち合わせ会議を開催します。 
 市民病院や医療問題に関心のある方ならどなたでも参加出来ます。多くの皆さんご参加をお待ちしています。
日 時 4月9日(金) 18:30〜  
場 所 中央診療所 3階会議室 (米ヶ浜通1丁目18-15)
内 容 市民病院についての学習会のとりくみについて


お知らせ

 市民病院は、4月の指定管者制度導入でこんなにサービスが低下します。
●脳神経外科 神経内科 呼吸器内科 泌尿器科の入院病棟が4月〜閉鎖します。
●利用できる入院ベットが131ベットも減少し、看護師は50人も減ってしまいます。
●外来の受診日も減少する可能性が高くなっています。
 市民病院は、市民の命と健康を支える市民の財産です。市民が主人公と公約したはずの吉田市長は、市民の意見も聞かず、説明もないまま、市民病院の指定管理者制度導入路線を、そのまま押し進めています。
 市民病院分科会では、市民病院の指定管理によってどのようになるのかの実態を知らせ、市民病院のあり方について市民的な議論を開始するために、市民懇談会の準備を開始します。市民病院を利用している方の指定管理移行に伴う情報やご意見やご要望、そして、市民病院問題に興味と関心のある方のご意見や情報等を、会のメールにお 寄せ下さい。
今後、分科会の日程や市民懇談会(仮称)の日程が決まり次第、ホーム・ページの予定表に掲載しますので、宜しくお願い致します。

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