市民の声


事務局に寄せられた市民の声や、市民アンケートの結果等を掲載します。

第3回市政シンポジウム「市民の声でこの街の活性化を」

 「チェンジ」を掲げた吉田市政が発足してから今年の夏で丸3年を迎えました。この間、私たち市民の暮らしはどうなったでしょうか。横須賀市の人口減少にストップが掛からない現実は、何に起因するのでしょうか。
 3年前の選挙で、市長がマニフェストに取り上げた自治基本条例は、3月の市議会に提案されましたが、幾つかの問題点が指摘されて継続審議になっています。この中には、市民の市政参加に大きな役割を持つことに成る住民投票条例の骨子策定があり、現在市民委員を含む検討委員会で検討が進められています。
 「ヨコスカをよくする会」では、このような市政の動きを見つめ、こうしたいという思いを語り合うシンポジウムを7月8日(日)に開催しました。

この市民集会は、
1. シンポジウム"どうしたらストップできる横須賀の人口減少"(
2. 前日のYデッキにおけるシール投票の結果発表
3. 会場での旗上げアンケートと参加者からの発言
の三部構成で行われました。以下に概要を記します。

T. シンポジウム

1. 不動産業者はこう考える          秋山 誠さん (株)エクセレントハウス社長
 私は東京北千住で生まれ育ち、昭和47に横須賀に来ました。海が近く山も近い、こんないい町はありません。
 今日は、不動産業者という目線の中で、人口減少の話しをします。
  横須賀の人口は平成16年がピークで43万人、その後12500人ほど減少しました。少子高齢化が原因か、街に魅力がなくなったのか。業界では流出という形で受け入れています。それはどうしてか。近隣の横浜、相模原、藤沢では、今日でも人口が増えています。減っているのは横須賀と三浦だけ。横須賀中央の街を歩くと若い人がいない。完全に若い人が街からでて行ってしまいました。
 原因は、横須賀の街の特徴を再認識しないと分かりません。それは、高校を卒業した人の就職先が無いことです。大学卒は東京を拠点とします。ところが高卒は東京に拠点を置けません。
 私が秋谷に来たときは、日産、住友、関東自動車、東芝などの生産工場に就職先がありましたが、今はほとんどが縮小して、別なところに工場を持っています。
 高卒者がどういう動きをしているかというと、不動産の売買で質問することは「住所どこ、なにを求めている」ということですが、横須賀の者は横須賀からでられません。高卒の活動するところが無い。デフレスパイラルの一環でしょうが、工場がなくなっています。
 業界では横須賀市の施策が色々と分かっていて、例えばスイート・マイホームは、横須賀に家を持つと8万円を助成します。初めて横須賀に家を造る場合は、ファースト・マイホームという制度があって、ほかの市町村からなら24万円を助成します。空き店舗の奨励金、30〜50万円というのもある。行政の努力は見受けられます。
 こういうものは、インターネットには出ていますが、一般の人が見るのかというと見ない。業者が契約を終ってから教えてあげて初めて知ると言う状態で、まとがちょっとはずれているのではないかという感じを受けます。
 最後にどうしたら良いか。
 労働する拠点がなければ若い人は住めない、それが現実ということです。他の市町村からの賃貸物件では、ほとんどが横浜、相模原で、横須賀に住まいを見つけてくれというものはほとんどありません。
 時々お年寄りが不動産を売ってくれと言ってきますが、95%は息子が東京にいるとか、娘が横浜来いというという話で、寂しい思いをします。
  若い人が労働拠点として住める町をどう造るか、工場を造って若者に戻って来てほしい、これが我々の一致した意見です。

2. 子育て中の母からの訴え          寺田由美さん    ひとり親サポーターズひまわり
 子育てをしている母親からの望みがどこにあるか、改めてアンケートを取って聞いて見ました。共通点が分かりましたので少し述べてみます。
 横須賀には、子育てについて、いい点と悪い点があります。自然多く、公園がある。お祭りもあって、大人達のいい意味でお節介も多くて、見守ってくれる暖かさがあります。私はほとんど横須賀を離れていないので、よそは分かりませんが、住んでいるものは横須賀が大好きだと思います。 ところが、だんだん若い人が減っています。
 何が不満でデメリットなのかが色々と出ました。
 まず、保育園ですが、通常の保育園の待機児童は少なくなり、改善されました。ところが、再就職では、働く時間帯が様々で、定刻8:30〜17:00という仕事は有りません。手に職があり、保育士、看護師、アパレル関係といった仕事でもないと、とても難しいのです。
 休日、時間外の保育が横須賀は少ないです。広報では、待機児童が減っていることを強調していますが、子育てとの両立は、子供を大事にしたいと考えると大変困難です。
 再就職で働き始め、子供が病気になると、3歳までは保育園からしょっちゅう電話が来ます。病児保育というのが数年前できましたが、施設はうわまち病院一カ所にしかありません。悩んでいる人に「なぜ使わないの」と聞くと、「長坂だから」とか「追浜なので預けられない」と言う答が返ってくるし、預かってもらえる人数も少ないのです。予約制で、証明書がないと予約もできません。
 小学生になると、「まだ保育園のときは良かった、安心して仕事ができた」となります。 学校は放課後が不安です。学童保育があると分かって調べてみると、保育料は全国てワーストワンの月2万円以上、2人いたら4万円にもなります。それでパートに出てどうなると言うのでしょう。
 横須賀の学童保育は、母親たちが運営しています。お金を持ち寄って立ち上げます。これは、感謝の気持ちがないと運営をやっていけません。時間も取られる、お金も取られる。空き教室が使えないのが現実で、青少年会館やみんなの家があると言いますが、地域によっては両方共有りません。
 仕方がなく鍵っ子となると、昔ほど環境が良くありません。おばあちゃんは若くなっているし、良いお節介も難しくなっています。
 放課後授業など、子供費用が予算の中でが少ないですが、お年寄り対象とのバランスを考えてほしいです。年寄りも大事ですが、ただただお年寄りの為では、若い人は何のために働いているのかが分からなくなります。
 仕事柄、東京の施設を見せてもらったことがあります。母子寮、児童養護施設、老人ホーム、自立したあとに拾い上げてくれる企業等、全部その場にありました。お年寄りにとっても子供を見るのはプラスになると思います。こんな施設ができれば一番良いのでは、と思います。

3. 変わる中央商店街への活性化の提言     品川哲朗さん 大滝町品川文化堂店主
 さいか屋、西友の撤退後の中央地区は周辺のお店がぞろ閉店し初め、空き店舗や、駐車場になっているのを見逃していると今に大変なことになります。(追い打ちが新港に建設中の行政機関集約と地産センターです。)
 更なる追い打ちが「消費税増税」です。消費税が1割になったら中小企業は成り立ちません。
 それは、我々組合員には廃業予備軍が多くいることが解っています。行政は、お店が消えてから気がつくのでしょうが、我々は仲間たちの間の話題で常に「予備軍」の話題が真剣に出ているからなのです。
 閉店廃業が出始めると必ず連鎖します。市内の商店街がそうしてきたのはみんな知っています。明日は我が身というのが実態なのです。
 よく、商店街の組合員の高齢化が言われますが、問題はそこにある前に「商店街の会長、理事長」つまり、トップが高齢化しているところに問題があるのです。商業をめぐる環境がこれほど変化しているのに、まいにち毎日どんどん変わっているのにそれが解らないでいるのが問題なのです。
 残念ながら、商店は体裁を繕っていなければならないので、現状はなかなか表に現われないのです。ある日突然閉店、倒産、廃業は当たり前の世界です。大型店の撤退で商店街費が激減し、組合員の中には会費の滞納者も出ています。
 お金がないのはわかっています。その原因も解っています。悪名高い赤字3兄弟「観音崎美術館・ソレイユの丘・横須賀芸術劇場」、これを簡保の時の様に二束三文で民間に売却すれば、民間はきっと素晴らしい発想で利益の出ることをやるでしょう。税収もそこから上がってくるでしょうし、毎年市税をつぎ込む必要がない分、助かるはずです。金がないのではない! お金を作らないのです。
 最後に、これは大事なことなのですが、中央地区は地代、家賃が「高値安定」と言う評価が多年しております。これがいいお店が長続きしない原因であり、携帯電話屋や美容院、不動産屋にもなってしまっており、この地区にあるべき業態が、地価家賃が高くて出られないのが現実であります。
 そこで平成7年と平成21年に中央地区の通行量調査を実施しております。そこで出来るだけ早い時期に同じ地点、同じ曜日、時間帯で通行量調査を実施していただき、人の流れが変わっている実態を把握して、地代家賃の正しい評価へと是正を促すきっかけや根拠にしたいと思います。
 お願いすることは、この街のにぎわいを維持するのに、現在の補助金の額、補助率では「一けた違うのです」それも、建設が始まった両建物が完成する向こう3年間です。

4. 企業活動の活性化が必要          北島英次さん 地域活性化コンサルタント
 昭和45年に入社し、IT系の企業ということで、48都道府県を回り、そのなかで、地域の活性化に取り組んでいます。この活動は10年ほど前から始めています。
 企業体制で大事なことは、成長戦略を得るということです。人口減少を企業活動の観点から考え、中小企業の活性化について考えてみます。
 まず、地域企業の活性化としての競争力の強化の方法です。これには、あらゆるものを 見える化する。その上での対策をあらたな取り組みとします。例えば、従業員の情報を見える化し、顧客満足度の向上につなげた例があります。
 次に、新たな事業創出です。横須賀市には研究機関があり、YRPには62社ほど企業が入っています。これをどう育成し活性化を図るかが大事です。
 また、横須賀には、企業誘致という観点でアクションプランがあると聞いています。事例の紹介になりますが、東京から秋田に、海外旅行で現地での説明を日本語で行うという企業が誘致されました。当初200人の規模から、400名ほどに増えています。敷地内に保育園があり、母親に安心して働ける環境を作っています。人材流出は企業にとっても損失です。働く環境づくりが必要です。
 最後に、インターネットが発達し、会社に行かなければできないことは減っています。さらに進むと、在宅勤務が可能になります。横須賀エリア勤務というように、仕事は仮想空間で可能です。ところが、子育ては現実空間でなくてはできない。保育園、保育ママ制度等を働く人の目線で作る必要があります。
 本社は豊洲にあります。IHIの跡地を再開発して、マンションが建ち始めました。保育園が関心になっています。豊洲に比べて三浦半島自然が豊かです。子育てには最適ですし、首都の50K圏内で、環境は整っています。
 今後、若い人を呼び込む上で重要な、イメージ戦略を建て、子育てに優しい街、待機児童ゼロ等、明確なメッセージを出すことが重要です。

5. 高台等の空き家を有効活用するには     高橋融生さん 神奈川新聞記者
 神奈川新聞では、人口減少について最近5回の連載をしました。この中で、人口減少の続く東の横須賀・三浦と西の小田原との共通の課題を探っています。始めたばかりで、まだ続くかもしれません。ご意見がありましたら本社にお寄せください。  その資料の補足としてお話をします。
 横須賀・三浦は人口46万が10年で2万人減りました。人口減少は日本全体の傾向で、国民人口も20万人のマイナスです。これは小田原の人口とおなじです。
 神奈川はまだ増えていて、現在905万人です。これも、2019年には頭打ちになるといわれています。
 横須賀市の調査では、昨年6月に出た報告書で、空き屋が2万戸と言います。これにはマンションも含まれて居ます。
 谷戸地域では人口が減っていますが、結びつきは強いコミニュティーで暗くはありません。 谷戸地域に限ると世帯数はむしろ増えています。これは一人の方が増えているからです。年少者は半分に、高齢者は倍になっています。汐入5丁目では、5件に1件が空き屋です。これは結構な数字です。
 住民に、横須賀以外から来た人は少なく、ここで生まれ育った人の2代目、3代目が多く住んでいます。日産の下請け、住友の下請けという、労働集約型の産業で働く人が多かったのですが、そのような産業は、横須賀だけでなく日本全国からなくなっています。
 空き屋は放っておくと危険です。地域のNGOが見守りをときどきしています。解体リフォームには、固定資産税の問題があります。更地にすると税金が6倍に増えます。また、谷戸は車が横付けできないために、再建費用が掛かります。
 若い人が入ってこないと、年寄りが出られません。なぜなら、資産の処分ができません。
 街の将来をどう描くかですが、富山市にはコンパクトシティ構想と言うのがあります。ここは2005年に合併し、面積は5倍になりました。年寄りが移動し易いように、徒歩でも動けるようにするということで、2008年にマスタープランを作りました。都市計画法で調整区域をつくり、なるべく公共交通機関に近いところにすむことを実現しています。

6. ハローワークからの横須賀の雇用状況    呉東正彦さん 弁護士
 横須賀の雇用状況についてどなたかにご発言をお願いしたかったのですが、引き受けて頂ける方がいなかったので、ハローワーク横須賀の産業雇用情報官をされている細田明彦氏より聞き取りした結果をご私から報告します。
 横須賀公共職業安定所(北部は除く)の有効求人倍率は、0.31ということです。これはずっと底ばい状態で、県下14のハローワークの中では最低です。国や県では改善の傾向が見られるますが、横須賀は変わらない状況です。
 横須賀管内の求人は、リーマンショック以来、少ない状態が続いています。製造業・事務関係が少なく、福祉・医療関係が多くなっています。パートが多く、常用は少ないので、厳しい環境です。若年でも厳しいのですが、中高年はもっと厳しくなっています。求職と求人のミスマッチが多いようです。
 特に横須賀中南部は大きな雇用先が少なくなっています。ここでは日産久里浜の撤退は大きくひびきました。コロワイドが進出して一時的にパート300人の求人がありましたが、もう一杯です。
 YRPは、地元への求人がほとんどありません。
 ハローワークとしては、求人数増加のために、3名の求人開拓推進員がいて、飛び込みも含め、事業所訪問をして、求人開拓に努力しています。
 以上ですが、最後に私自身の感想としては、人口問題は市民の雇用が重要ということです。地域ぐるみで情報をつかみ、街に留まってもらう働きかけをする必要があります。雇用重視の観点で、特に若者の雇用を増やすこと、住宅を安く借りられたり、手に入るようにすること。交通問題も大事なポイントで、座って通勤できる交通システムを電車やバスで整える、といったことが必要です。


U. シール投票の結果発表 "市の「住民投票の条例化検討」をご存知ですか?"

前日7日にYデッキで市民にしてもらったシール投票の結果が発表されました。
選択項目投票数比率
横須賀市が住民投票の条例化を 検討中であることを知っている住民投票条例は必要22票15.0 %20.5 %
いらない1票0.7 %
分からない7票4.8 %
横須賀市が住民投票の条例化を 検討中であることを知らない住民投票条例は必要 92票 62.5 %79.5 %
いらない3票2.0 %
分からない22票15.0 %
合   計147票100.0 %100.0 %

★全体として、知っている人が20.5%、知らない人が79.5%でした。さらに市民に周知させる活動が必要ではないでしょうか。
★全体として、必要が77.5%、いらないが2.7%、分からないが19.8%で、知っている・知らないを問わず、住民投票は必要と回答した市民が圧倒的に多数でした。

V. 旗上げアンケート

最後は市政に関する下記の10項目を、参加者全員が三色の色紙で意思表示する「旗上げアンケート」が 実施されました。
      旗上げアンケートの質問と市民の評価

 質問項目と回答選択肢、及び市民の評価を以下に示します。( ) 内は、発言者の評価です。

1. 子育て支援は進んでいると思いますか?
  選択肢 → 緑:進んでいる     赤:変わらない/悪くなった  黄:分からない
市民の評価 → 緑0人、赤7人、黄20
ご意見
・ 娘が助産婦しているが、子供を産むには大変なところと聞いている。(赤)

2. 市内医療機関の医師・看護師の不足は解消されていると思いますか?
  選択肢 → 緑:解消された      赤:変わらない/悪くなった  黄:分からない
市民の評価 → 緑0人、赤15人、黄12人
ご意見
・ 近くの田浦教会がなくなり、老人介護施設になった。年寄りが病院に行のは大変である。 (赤)

3. 高齢者福祉は改善されていると思いますか?
  選択肢 → 緑:改善された     赤:変わらない/悪くなった  黄:分からない
市民の評価 → 緑1人、赤13人、黄20人
ご意見
・ 改善されたというかやりすぎである。(緑)

4. 地元経済活性化への取り組みは十分に行われていると思いますか?
  選択肢 → 緑:十分に行われている 赤:十分とは思わない     黄:分からない
市民の評価 → 緑1人、赤8人、黄24人
ご意見
・ 赤と出し間違えた。(緑)
・ 話すことも無い、あきれ返る。(赤)
・ 店をやっている。色々イベントはやっているが、地元で計画していて、成果はみな横浜・東京に持っていかれるというのが、実感としてある。(赤)
・ 昭和26年に軍転法ができて、平和産業港湾都市への移行が計られたが、これに基づいてできた産業用地が、決められている10年を過ぎると、非生産的な自衛隊などに譲り渡されている。皆さん、これをご存知か。(赤)

5. 人口減をストップさせるための取り組みはされていると思いますか?
  選択肢 → 緑:されている      赤:されていない/よく見えない 黄:分からない
市民の評価 → 緑2人、赤17人、黄4人
ご意見
・ 取り組みはされているが、良くはなっていない。(緑)
・ アットマイホームなど、これぞと言う施策が無い。行政側もどうしたらよいか分からずにいるようだ。(赤)
・ 横須賀市の枠を越えて考えないといけない問題だ。子育て、教育の問題を解決しないと、若者が来ない。横須賀の自然は良いが街並みが壊れている。そこで何が起こるかと言うと、マンションなど買った途端にどんどん価値が下がってしまう。(赤)
・ 事例だが、田浦3丁目の高齢者の多い街に、2軒の新築住宅ができ、若者夫婦が移り住んできた。ところが1年したら両方共出て行った。何故かは分かっていないが、ショックだった。(赤)

6. 住民投票条例について市民への周知と意見聴取は十分行われていると思いますか?
  選択肢 → 緑:十分行われている   赤:十分とは思わない    黄:分からない
市民の評価 → 緑1人、赤20人、黄9人
ご意見
・ 市は、広報にちゃんと載せて知らせている。(緑)
・ これからの問題として、「ヨコスカをよくする会」は、コミニュティー紙等を活用し、住民投票条例だけでなく、自治基本条例についても知らせていく必要がある。(赤)
・ 住民投票条例は必要と思っているが、市民の民意はどうなっているかもっと知りたい。世論調査を行って欲しい。 (黄)

7. 市役所職員の市民への対応は向上していると思いますか?
  選択肢 → 緑:改善された      赤:変わらない/悪くなった  黄:分からない
市民の評価 → 緑7人、赤5人、黄12人
ご意見
・ 変わった気がするのは、縦の線が良くなったということ。部署間の横の連絡となるとダメ。(赤)

8. 市の財政改善の努力は十分にされていると思いますか?
  選択肢 → 緑:十分努力している   赤:十分とは思わない    黄:分からない
市民の評価 → 緑1人、赤11人、黄12人
ご意見
・ ある市会議員の後援会に入っているが、報告書で財政改善の努力は認められると書いている。その話を信じている。(緑)
・ 民間は成果主義でやっている。成果が上がったらボーナスを上げるなどしてはどうか。(赤)

9. 東日本大震災の教訓を活かした市の防災対策は十分と思いますか?
  選択肢 → 緑:十分である     赤:十分とは思わない     黄:分からない
市民の評価 → 緑0人、赤17人、黄8人
ご意見
・ 防災対策として、何をやりたいのかが分からない。(赤)
・ 三春町の防災センターが、建て替えよりも費用が安いということで日の出町に移すことになった。地震が心配だが、市長は標高2mでちゃんと杭を打つので問題ないと言った。津波は横須賀でも5mになると言われている。市長自身に知識が無い。(赤)
・ 私は外国人であるが、外国人が被災したらどうなるか、聞いていない。大震災では欧米人も亡くなっている。日本には日本人しか居ないという感じでがっかりしている。(赤)

10. 原子力空母の地震・津波等への安全対策は十分と思いますか?
  選択肢 → 緑:十分である     赤:十分とは思わない     黄:分からない
市民の評価 → 緑0人、赤21人、黄4人
ご意見
・ 東京湾には原子力発電所は作らせなかった。ところが、原子力空母は認めた。福島原発事故では大きな被害が起きたが、空母の原子炉がメルトダウンしたら、南関東は壊滅状態になる。私の職場は関東学院大で、8km圏内に入る。学生にはいつも言っている。横須賀で最大の問題である。国レベルに持って行く必要がある。(赤)

市民集会「こうなったらいいね横須賀 市民から見た吉田市政」

吉田市政が発足してから今年の夏で丸2年を迎えました。この2年間、私たち市民の暮らしはどうだったでしょうか。この2年間の市政を市民の目から検証すると共に、もっとこうしたいという思いを考え、語り合うシンポジウムを、7月10日(日)に総合福祉会館5階 視聴覚研修室にて開催しました。 この市民集会は、
1. シンポジウム : 市民4氏からの市政の評価と提言(
2. 前日のYデッキにおけるシール投票の結果発表
3. 会場での旗上げアンケートと参加者からの発言
の三部構成で行われました。以下に概要を記します。

T. シンポジウム

1. 地震防災と原子力空母      呉東正彦さん
(1) 地震防災問題、原子力空母問題での、吉田市長の取り組みにつき、市内の放射線の測定について、水道、下水汚泥、校庭、給食、焼却灰などは一応やっていると言える。
津波防災についてはハザードマップを配っているが、東日本大震災規模を想定してでなく、5mくらいのものなので、改訂が必要である。

(2) 三浦半島を地震が襲う可能性が高くなっていると報道されている。原子力空母でも横須賀港内で、空母の原子炉を稼働中に地震、津波が起こり、引き波が来たり、海底が隆起したり、浅い部分に流されて座礁したりすれば、空母の原子炉は冷却できなくなって原子炉が停止してしまう。または空母の原子炉を停止してから1週間以内は外部から電力や水を供給して冷却を続ける必要があるが、地震で給電給水施設が寸断されてしまうと冷却できなくなる。その時原子力空母内の非常用安全装置が作動しないと、水素爆発、メルトダウンの可能性が出てくる。
原子力空母は軍事機密の名のもとに、米国から全く情報が提供されないノーチェック状態にある。そして国も市も米軍のいうとおり「安全だ」というのみである。

(3) 事故を起こさないため横須賀市の役割が重要で課題として以下のことが挙げられる。
 @今回のような大地震と大津波が東京湾を襲った場合の原子力空母の安全性について、日米共同で検討作業を行い、情報交換すること。
 A上記の情報を国民に情報公開し、米海軍から市民への説明会を開催させること。
 B今回の想定外の事態の発生を踏まえ、市内全域を対象とする住民の避難等を含めた総合的原子炉事故防災訓練を、米軍及び住民参加のもと実施すること。

(4) この間の原子力空母ジョージ・ワシントンの出港と帰港について、4月15日の横須賀市の外務省要請については評価できるが、4月18日に外務省が米大使館の口上書を持参して帰港の了承を求めたときに、簡単に帰港を承認してしまったのは、非常に問題である。「空母は福島原発とは違い安全だ」というようなコメントも残念だ。
また6月8日の原子力空母からの放射性廃棄物搬出について中止を申入れず、放射性廃棄物の搬出作業日程、予定量、方法等を至急政府及び米国に確認をせず、作業当日コンテナの直近で、モニターによる放射能検査等を実施させずというのも不十分である。

(5) この間、放射能被害、原子力空母の危険性について市民の不安は広がっている。市民 各層から、キーパーソンである吉田市長に、原子力空母の防災面の情報開示や防災訓練 の強化を求める働きかけをしていく必要がある。

2. 財政問題と事業仕分け      斎藤八郎さん
 財政問題については、ズブの素人なので、提起し一緒に考えていきたい。
(1) 事業仕分け
 昨年、横須賀市で事業仕分けが行われた。沢田市長の時は、一年かけ毎年行われたのが、吉田市長は2日で行った。
 パフォーマンスでは?と、考えたくなる。
 この前に、国の事業仕分けが行われたが、例えば「もんじゅ」は、カットだったが、今、400億円の予算が執行されている。横須賀市はどうだろうか?
 市の事業は400くらいある。1000万以上の事業から、72事業を抽出。さらに絞った40事業を仕分け対象にし、素性の知らないシンクタンク「構想日本」の5人と、市民公募の市民評価員30人で仕分けをした。
 問題点
*市民評価員と仕分け人の感覚のズレ。典型は「はまゆう会館」のように仕分け対象になったが、市民から請願が出され採択された。
*吉田市長への、議会の反発がある。「ああ、そうかい」と市長がのんだ。
 仕分け経費、277万円。
 吉田「チェンジ」は、吉田さん自身の変わり身の早さの「チェンジ」では?

(2) 財政問題
 財政問題は箱物問題。市民は負債を負っている。市民一人当たり40万の借金がある。これは、中核都市の中では中くらい。入ってくるお金は横ばいで、巨額の借金が残っている。

3. 自治基本条例の制定      岡本久美子さん
自治基本条例は、各自治体で作られているが、横須賀市では過去に、沢田市長は「作らないが検討はした」、蒲谷市長は「検討もしない」という経過でした。
これに対し、吉田市長は「検討し、作成する段階」にあります。その経緯は、
  @ マニフェストに入れて立候補。
  A 市長になり半年後、町内のプロジェクトチームにより、策定を検討。
  B 7月、8月、車座会議、街の課題を出してもらう。
  C 9月、市民検討委員募集。
  D 10回の検討委員会での話し合いをまとめたて条例骨子案を作成。
  E フォーラムで市民の意見を聞く。
  F あと2回の検討委員会を行う。
というものです。この間に、出前トークは35回行われ、参加者はのべ874人でした。

今後の問題点として次が挙げられています。
(1) 議会と検討委員会との関係
委員会は、条文は作らず、盛り込んでほしい中身を話し合うことになっている。どういう条文になるかが問題で、議会がどのように審議して通すのかも問題です。
(2) 議員から聞こえてくる意見
次のように、成立が危ぶまれる意見があります。
「沢田市長、蒲谷市長が、自治基本条例を取り上げなかったのは、市には条例がたくさんあり、これで充たされているから」。
「検討委員会の予算の付け方自体も問題」。
「フォーラムの参加が少なく、このままでは市民のものにならない」。
(3) 住民投票条例についての意見調整
  2回の「原子力空母母港化の是非を問う直接請求」は、議会では議会制の否定と捉える議員がいました。対立をどう調整するかが、委員会の検討課題となっています

4. 市民病院と地域医療      千場純さん
昭和63年から、横須賀で地域医療に従事しています。その関わりでお話します。
日本の健康保険は、本来は全員が入ることになっています。池田内閣の時、この保険医療が広がりました。しかし、小泉純一郎首相のときから、破綻し始めています。
在宅医療・慢性期医療・超高齢化と、介護にかかる費用が増えています。2030年、2040年にはピークを迎えます。
人は皆、病院・医療・介護のご厄介になります。だから大事な問題です。
病院は、以前はどこに行ってもよかったのですが、機能分化が進み、急性期医療と慢性期医療を分けるようになっています。急性期と、慢性期と(どうベットを分配するか)のバランスが大切なため、在宅を増やしたいが、現実は老老介護が多く、介護できなかったり、施設に入りたいが入れない人がいます。お金のない人も居ます。
そこで、地域医療を考え直す必要があります。

(1) 地域連携を推進する
病院と診療所との連携を計り、クリティカルパスを縮めなくてはなりません。
(2) 在宅医療を可能にする
市独自のものを考える必要があります。病院のほとんどは中央に集中していて、地理的偏りがあり、準公的病院が多くほとんどが急性期に対応しています。
在宅で死を迎えることが推奨されています。「みとり医療のシンポジウム」「みとりを市民が考えよう」など色々な取り組みがあります。 市政をよくするということのなかに、最後をどう迎えるかを加えて考えるべきです。

今、140人の患者さんを診ています。そのうち、40人くらいが生活保護の方です。ヘルパーが帰ると、その後、亡くなるケースが増えています。 また、60代、70代でも離婚するケースが多く見られます。
横須賀市民病院の問題については、医療職のスタッフがいないのが大きな問題です。病院長は「スタッフ不足でで困っている。呼吸器など、医者、看護婦が足りない。西部地区で、葉山・逗子・三浦も含めて、急性期を担うのはこの病院だけ。スタッフ不足を解消出来さえすれれば。」と話しています。皆さんの立場からは、酒、タバコなどからの、急性期の病気にならないようにすることが大切です。

U. シール投票の結果

前日9日に行われたYデッキにおけるシール投票の結果が、昨年の調査と比較して報告されました。
選択項目2010年(%)2011年(%)差異(%)
@ 良くなった23.5票(12%)31票(19%)+7%
A 変らない93.5票(46%)67票(41%)−5%
B 悪くなった25票(12%)30票(18%)+6%
C 分からない62票(30%)36票(22%)−8%
合計204票(100%)164票(100%)

・ 2010年の端数は、@とAの中間と答えた方が3名居られて案分したため。
昨年よりも吉田市政に対して「分からない」が減り、逆に「良くなった」と「悪くなった」が増えている点が注目されました。良くなった点としては「若く行動力がある」「頑張っていると見える」といった印象面での選択が多いこと、年輩の方々からは生活苦から「悪くなった」との選択が多かった、と報告されました。

V. 旗上げアンケート

最後は市政に関する下記の15項目を、参加者全員が三色の色紙で意思表示する「旗上げアンケート」が 実施されました。「改善された」といった前向きな評価がある一方、原子力空母の帰港を米軍、政府 の「安全宣言」だけで認めてしまう市長の姿勢については「適切ではない」との選択が圧倒的でした。
      旗上げアンケートの質問と市民の評価

  質問項目(注記は吉田マニフェストの番号)と回答選択肢、および市民の評価を以下に示す。
1. 安心して遊べる公園の整備は進んでいると思いますか?  T1(6)
    選択肢: 緑:進んでいる 赤:進んでいない 黄:分からない  
    市民の評価 → 赤が少数で、緑と黄が半々
2. 市内医療機関の医師・看護師の不足は解消されていると思いますか?  U1(1)
    選択肢: 緑:解消された 赤:解消されていない/悪くなった  黄:分からない  
    市民の評価 → 緑が1人、赤が多数、黄が3分の1位
3. 市民病院の産科再開に向けた市の対応をどう思いますか? U1(4)
    選択肢: 緑:十分に対応している 赤:不十分である 黄:分からない  
    市民の評価 → 緑が1人、赤が少数いたが、多数は黄
4. 高齢者福祉は改善されていると思いますか? U2
    選択肢: 緑:改善された 赤:悪くなった  黄:変わりない/分からない
    市民の評価 → 緑は0人、赤が数名で、黄が多数
5. 震災後のGW帰港に当たり、市長が米軍の説明を了解したことをどう思いますか? U5(4)
    選択肢: 緑:適切な対応である 赤:適切ではなかった  黄:どちらとも言えない/分からない
    市民の評価 → 緑が1人、ほとんどの人が赤、緑を上げた人は「やむを得ない」との理由
6. 学童保育への支援は進んでいると思いますか? V1(5)
    選択肢: 緑:改善された 赤:悪くなった  黄:変わりない/分からない
    市民の評価 → 全員が黄、「変わらない」と「分からない」の区別は不明
7. 市民のスポーツ、文化、芸術活動で市の施設は使いやすくなっていますか? V3(3)
    選択肢: 緑:改善された 赤:使いにくくなった  黄:変わりない/分からない  
    市民の評価 → 緑と赤がそれぞれ1人ずつ、多数が黄
8. 保育所の入所待機児は、減りつつあると思いますか? V1(7)
    選択肢: 緑:減っている 赤:増えている  黄:変わらない/分からない  
    市民の評価 → 全員が黄、多数の人が保育所利用対象者で無いことを反映していると思われる
9. この二年間でお近くの商店街は活気が出て来たと思いますか? W5
    選択肢: 緑:活気が出て来た  赤:活気が無くなって来た  黄:変わらない/分からない  
    市民の評価 → 緑が1人、他は赤と黄が半々位、緑の人は、「近隣の県立大学駅周辺の商店街で、
            通りの名称変更などにより、活気が出てきた」という意見であった
10. 自治基本条例制定に向けて、住民の意見を十分聴いていると思いますか? X1(1)
    選択肢: 緑:よく努力している   赤:十分聴いているとは思わない  黄:分からない  
    市民の評価 → 緑が1人、赤が少数で、黄が多数
11. 市役所の窓口サービスは向上していると思いますか? Y2(2)
    選択肢: 緑:改善された 赤:悪くなった  黄:変わらない/分からない  
    市民の評価 → 緑が2、3人、赤が0人、黄が多数
12. 車座会議は、真の意味での市民との対話になっていると思いますか? Z2(1)
    選択肢: 緑:なっている 赤:なっていない  黄:分からない  
    市民の評価 → 緑が1人、他は赤と黄が半々位
13. 市の財政改善の努力は、十分されていると思いますか? [1(1)
    選択肢: 緑:十分努力している 赤:十分な努力をしていない  黄:分からない  
    市民の評価 → 緑が一人、赤が数名、黄が多数
14. 事業仕分けを今年は行わないと発表したことをどう思いますか? [1(1)
    選択肢: 緑:良い判断だと思う 赤:良い判断とは思わない  黄:分からない  
    市民の評価 → 緑が1人、赤と黄が半々位
15. 東日本大震災被災者に向けて横須賀市が行った支援をどう思いますか?
    選択肢: 緑:十分な支援策を講じた 赤:不十分である 黄:分からない
    市民の評価 → 緑が0人、赤と黄が半々位

市民集会「市民から見た吉田市政の一年」でのパネラー発言

「ヨコスカをよくする会」では2010年7月19日、市民集会「市民から見た吉田市政の一年」を開催しました。
市民集会は、
1. 市民6氏によるシンポジウム
2. Yデッキにおけるシール投票
3. 旗上げアンケート
の三部構成で行われました。以下に、第1部のシンポジウムでのパネラー発言を紹介します。 なお、これらの発言は、8月25日に市役所を訪問して文書を手渡し、当日ご来場頂けなかった市長に ご覧頂いて、市政に反映して下さるよう依頼しました。

1. 医療福祉          一障害児のお母さん

 市民病院が民営化されてしまい、大変困っているという話を聞いて頂きたいと思います。
 息子は脳性麻痺です。すべてに対し介助が必要な重度障害者です。てんかん発作、喘息、肺炎などで入退院を繰り返し、11年間市民病院で診てもらい、今まで居らした小児科の先生方に支えてもらい、ここまで来ました。先生方のご厚意で、今までは時間外でも受け入れてもらえました。
 4月から民営化されて市民病院の診療体制が大きく変わってしまいました。今まで居らした小児科の先生方が全員診療をやめてしまい、とても残念で悲しいです。
 4月から小児科の先生方がすべて代わり、市民病院の新しい基準では「掛かり付けの病院へ行くように」と言われました。
 定期的には診てくれるとの話しでしたが、実際、同じ障害を持つ方は、掛かり付けの往診になり、薬の処方もすべて近所の病院になったそうです。
5月に息子のリハビリで掛かり付けの整形へかかった際、訓練中に胸の音が悪かったので、こちらの病院で先生に診察して頂くと、「すぐに市民病院へ行った方が良い」と言われ、すぐに市民病院へ電話しました。 午前11時40分、時間外でしたが、小児科の先生が直接電話口に出られたので、息子の状態を説明した所、「掛かり付けに行くように話したでしょ」「今から来ても2〜3時間待つことになるけど、それでも来るの?」と迷惑そうに言われてしまいました。
 「そんなに待つなら…」と、息子の体調を考え、結局、2日後に予約している時間に市民病院で診察してもらい、検査の結果、気管支肺炎で10日間入院しました。
 入院中は、「今後は掛かり付けの病院へ行くこと。他の病院で対処できなければ紹介状を持ってくること」という風に話がありました。
他にも、「小児科では中学生までしか診られない。今後は内科で診てもらうようになる」などと言われています。「夜間は小児科では新生児しか受け入れできない。この6月からそうなっている。体調が悪くなったら、三春町の救急病院やうわまち病院など、受け入れられる病院へ行くこと。受け付け時間内は診ることができるが、今までのように特別扱いは出来ない」と言われ、とても不安です。
 これまで退院時には、一時帰宅して体調が良ければ退院でしたが、4月からは外泊許可も無くなりました。そして、喘息発作時の時間外登録制もなくなりました。
 今までの市民病院は、先生が親切で、子供たちのこと、兄弟、そして親のことも絶えず考えていてくれていました。「具合の悪いときはいつでも来ていいから」と言ってくれてたし、障害を持つ子供に対しても、「何歳になっても、大人になっても診て上げる」と言ってもらえ、とても安心でした。

 今回の署名運動に協力させてもらいましたが、今まで市民病院の小児科に掛かっていた特病をもつ患者の方々も、近所の掛かり付けに行くようにと勧められています。
 私ども障害児・者、特病を持つ親はとても不安です。
 地域医療を目指し生かしていくということですが、とても迷惑な話です。個人病院では「てんかんの患者は対応できない」と言われました。やはり総合病院でいままでと同じような診療体制で診てもらいたいと思います。
 その他にも、「掛かり付けへ」と何度も言われて、両親が望んでいないのにカルテに「往診」と記入されてしまった方も居ます
入退院を繰り返す患者に対しても、退院時に「次回は掛かり付けの病院へ行くように」と言われている方も居ます。他の患者の皆様も、このような診療体制に変ってしまったことで大きな不安を抱えとても困っております。
 このような現状を皆様方に知って頂きたくお話しさせて頂きました。貴重な時間を頂きありがとうございました。
署名をすすめる運動も行っておりますので、是非署名運動にご協力して頂きたいと思います。よろしくお願い致します。

2. 地域経済           品川哲朗さん

 地域経済についてまとまった話は出来ないとお断りしたが、実態をお話しすることはできるのでお話したいと思います。
 横須賀は、簡単には活性化できません。多くの人が職場を失っています。さいか屋が閉店になるなど、多くの商店街は惨憺たるものです。
 なぜこうなったかという理由は、市長が悪いといった問題ではないと思っています。
 世界が共産主義と自由主義で争っていたときに、イギリスは労働党と保守党がキャッチボールをしながら政治を行っていました。英国病というのがありますが、これはいろいろな権益をもった団体がそれぞれの権利を主張して予算の取り合いしていました。そこにサッチャーが出てきて、自由化競争を取り入れ、いったんは立ち直ります。ところが今度は弱肉強食と格差増大の社会をもたらしました。それをアメリカが模倣し、日本も小泉さんが取り入れました。
 大型店が郊外に出来、商店街の公共性が失われました。年寄りは買い物ができない状態です。遠くまでどうやって買い物に行くのか。そういう商店街の公共性を政治家が見なくなっています。
 華やかに見える商店街の実態は、駐車場経営などで取り繕っているもので、実態は惨憺たるものです。問題はそういうことを訴えるところが無いことです。
 吉田市長の当選を、当選しないと思っていた人も含め、周りはびっくりしたと思います。長い間のしがらみで、市長は自民党でなければいけないと思っていました。「横須賀は天領で、自民党」という話がまかり通っていたのですがひっくり返りました。
 吉田市長がこの体制をくずしたのは良いことだと思います。しがらみから自由になったといえる。そういう功績があると思います。
 今、全国的に景気が悪く、その原因は国の政治にあるのだから、特に市政がどうということはないのではないかと感じます。ただ永田町もそうだが、事業を育てようとする気も大事なのではないかと思います。
 「ヨコスカをよくする会」がそういった提言をどんどんして、そのなかからどういう結果が出てくるかを見てみたいと思います。
 経済がこうなってしまったことを頭に入れて政治をして欲しい。このなかに市会議員がおられたら、そういうところを押さえて政治をして欲しい、このように思います。
横須賀の赤字3兄弟は、@横須賀美術館、Aソレイユの丘、B芸術劇場です。横山元市長(故人)、澤田元市長のハコモノ行政のつけだったのです。そこには、チェックすべき市会議員様たちの存在が、その役割を果たしたのかの疑問がのこります。
横須賀市の赤字が平成22年度で3,068億円と言われ、子供も大人も一人当たり73万758円だそうです。ちなみにうちは3人なので、2,192,274円です。愕然とします。
現在70歳以上の市内のお年寄りは、67,713人、25年後には121,614人です。若い方々、頑張ってください。今までの関係者は責任を感じて下さい。

3. 子育て・教育          岡本久美子さん

私は、子育て支援事業に携わっています。
一つは学童保育というのを、ワーカーズ・コレクティブという形で運営しています。
もう一つは、国の施策であるファミリーサポート制度を、ヴェルクよこすかの隣のビルにてファミリーサポートセンターという事務所を構えて行っています。預けたいという親御さんと預かる人を引き合わせる委託事業で、NPO法人として行っています。
今日お配りした資料に、「子育て・教育」という資料があります。この中に、吉田市政以前の課題と、吉田市政1年の変化について記しています。
まず、吉田市政以前の問題点は、他にも課題はあると思いますが、私が従事している事業で見えてきた課題です。
その一つは放課後児童健全育成事業ですが、これには三種類があります。
一つ目は学童保育。私の所属している学童はワーカーズ・コレクティブ形式で民主的運営をしていますが、多くの学童保育は保護者会が運営していて、それはとても大変です。毎日両親が仕事をしているから子供を預ける。夜帰ってきて急いで食事をつくってまた学童の運営会議に出かける。大変な毎日ですが、そこでまた学童を運営するにはお金がかかるのでなかなか増えていきません。小学校区で学童保育のないところが、48校の内11学区に及んでいます。
二つ目は「わいわいスクール」という事業です。民間委託事業ですが、この問題点は午後4時までしか扱わない、長期休暇にはまったく預からないということで、その対応をどうするのかなという問題点があります。
三つ目は「みんなの家」。市内に15箇所ありますが、実態は登録者数が2人とか、そんな少人数のランドセル置き場が多いのです。それでも児童指導員一人を配置するので、費用対効果で負担がかかっているのではと思います。
表からも横須賀市の学童保育の利用料金がかなり高額であることが分かると思います。1クラブあたりの予算の棒グラフがありますが、横須賀市は350万円位ですね。それ対して、川崎、横浜はずっと多く、藤沢など倍位あります。横須賀市と同じ位の自治体もありますが、それは農業など第一次産業の多い街で、こどもたちを家庭で安全に見守れるからでは無いかと思います。
そういう問題点があり、毎年要望を出しています。毎年少しずつは増えていますが、なかなか全国レベルには至らない状況です。

次の問題点として、児童虐待、不登校、少年犯罪の件数が横須賀市はかなり多いということがあります。児童虐待の相談件数を表にしています。
それから不登校の実態も他地域に比べて多くなっています。出現率が全国に比べて高くなっています。
少年犯罪は平成9年当時は他市と比べて少ない方ですが、平成15年あたりからかなり伸びています。街の不安な状況を現していると思います。

さて、吉田市政で1年たったときの変化ですが、まず学童保育に一人親補助を新設しました。また、指導員研修を3回から10回に増やしました。予算がそれだけ増えています。
また、国の施策により登校支援アドバイザーを3校に配置しました。
保育所についてですが、全国に比べて横須賀市は待機児童は少ない方といわれています。しかし、私は隠れ待機児、つまり、仕事をしたいが預かってくれるところが無いから仕事ができないという人は多いと感じています。新設等により定員を105人増やしましたが少し緩和されたと思います。
妊婦検診の補助が引き上げられました。今後、妊婦の検診は状況が少しよくなると思います。
時間がなくなりましたが、横須賀市に望むこととしては、学童クラブの運営の形態をもう少し自由化して欲しいと思います。

余談ですが、諏訪小はかなり古い建物で、耐震基準を満たしていません。建て替えしなければならないので一年間かけて検討してきました。三校の小学校が集まってまとめた市民の意見を無視して、建てる場所等、市民の要望を聞かないで計画を練っているのは問題であると思います。

4. まちづくり・環境          菅沼純子さん

 まちづくりと環境について、話をします。
 横須賀市は今年度になり、まちづくりに関して、都市計画マスタープランの改訂、みどりの基本計画の改訂、土地利用調整関連条例の改正を行いました。
 横須賀市都市計画マスタープランでは、都市づくりの目標として、「豊かな暮らしと、いきいきした交流をはぐくむ都市」を掲げました。これは、吉田市長のマニフェストにあります「高齢者社会にふさわしい、歩いて暮らせるコンパクトシティを目指します」に沿う形で、市街地の整備を郊外に拡大していくのではなく、集約型街づくり、言い換えると拠点ネットワーク型の都市づくりに方向性が変換されていくのではないかなという内容になっています。都市部都市計画課に冊子があります。
 そこで重要になってくるのが、都市計画道路の整備だと思います。都市計画マスタープランと並行して審議されていました。都市計画道路整備プログラムというのが発表されています。土木みどり部交通計画課が作成しています。
市長マニフェストの中に「交通網整備により活力を向上します」とあるのですが、今回の見直しで廃止路線となったものは2路線2区間で、変更路線も2路線2区間となっています。特に、事業を着手するのには今後「20年以降かかります」という路線が6つもあります。見直しを今度はいつやるか決まっていないというのが市の説明です。
 都市計画マスタープランの中で、集約型街づくりをしていこうという点では、交通需要というのも、それぞれの地域で変わっていく可能性が大きいと思います。
 それぞれの道路の持つべき機能をまずは明確にして、計画的に見直していってほしいなと思いました。

 みどりの基本計画の改訂も行われました。その裏付けとなる「みどりの基本条例」は、これも横須賀市の中で審議中です。「みどりの中の都市横須賀」をめざしてと言うものが発行されています。これは環境部自然環境政策課が発行しています。
 私は市長マニフェストの1番目にある自然環境で「水やみどりに親しめる横須賀へ」とあるので一番注目していました。特に斜面緑地については、基本計画のなかで、「斜面緑地を守る」という推進施策を打ち立てているのですが。具体的な取り組みとしては、「検討する」となっていて、事業化スケジュールの平成27年までずっと検討していると。これではシンボル施策としてとりあげた市長マニフェストの意味がなくなるのではないかと、危惧しているところです。

 環境では、長坂地区に新たなゴミ処理施設を作るということですが、議会の廃棄物処理等特別委員会では、「生ゴミバイオマス化システムの導入は取りやめ、全量消却等を含めた施設検討が必要であると考える」と提言されています。それを受けて今、新ごみ処理施設整備検討委員会というところでこの処理施設については審議されています。その整備検討委員会に、市長が「コストと安全稼働の二点が重要である」と考えを述べています。審議会もおそらくその方向で検討されていくだろうと思っています。
 ところで、長坂地区をゴミ処理の実施区域とした場合、市は環境影響予測評価書案の内容の要旨説明会の開催をしなければいけなくなります。実施区域3km範囲と関係地域に説明会が必要で、長坂地区の他に平作、衣笠、山科台にも納得して頂かなければいけないわけです。ただ、今「損害賠償事件」で係争中の葉山町の一部地区も含まれて居ますので、はたして理解して頂けるかのかなという心配があります。
 ただしこれは、神奈川県告示第489号に基づいての話で、今後法令が変わったりすれば違ってくることはありうることをご理解下さい。

5. 平和・基地          沢園昌夫さん

 原子力空母の配備が報道された頃から呉東先生たちと一緒に運動してきました。
 一年前の選挙で、現市政を変えようと呉東さん吉田さんが共に立ったことで、現職が当選してしまうのではと心配しましたが、良い結果になりました。吉田さんは住民投票の頃から一緒でしたので、がんばって欲しいと思っています。
 新市長誕生後一年の間に、基地、原子力空母に関しては多くの問題がありました。その中で7つの出来事を取り上げて、新市長や市の対応はどう変わったかを検証し、採点をして見ました。

1. まず原子力空母「ニミッツ」寄港問題。去年の8月にニミッツが突然入港しました。吉田さんは「日米の取り決め事項、基地強化にはならない」と「良いのではないか」という感じの発言でした。
2. つぎは 原子力防災訓練。これに関しては、沢田市長の頃は原潜事故を想定し、市民参加で大規模な避難訓練をしています。空母が来てから、米軍は万一の場合も被害は基地の中にとどまるので街の中まで広げた訓練は必要ないという主張で、これに配慮してか、現在市としては汐入地区の住民の避難訓練だけをしています。2010年も、影響は基地内に限ることを想定した米軍との合同訓練と基地外にも及ぶとした市主催の住民避難訓練を別々にやろうとしています。
3. 米軍提供のレシピについてです。蒲谷市長が司令官と一緒にハンバーガーにかじりついた写真が評判になりましたが、吉田さんもチーズケーキを食べる写真が絶賛のコメント付で報道されました。
4. 原子炉のメンテナンスは、昨年は、1月から4月ぐらいまで行われました。昨年暮れに、基地対策課に対し今年の工事はいつから始まるのかを照会しましたが、問い合わせを滞らせている間に、逆に米軍の方から1月の初めからすでに開始しているとの説明があり、市のアクションが後手に回っています。
5. 核密約ですが、ご存じのように横須賀に入ってきている艦船に核ミサイルが搭載されていたことは否定できないという国の調査報告が発表されました。最初に外務省の課長が来たときには、吉田さんは見過ごせないと発言していましたが、岡田外相が説明にくると、「信ずるに足るものである」ということで納得しました。
6. 廃棄物搬出ですが、4月16日に放射性廃棄物が搬出されました。日米約束では搬出しないと言っていたはずです。少し違うのは、前市長は情報を市民に与えるまでもないと発表しませんでしたが、新市長の場合は米軍からの情報提供を広報しました。が、搬出された内容物についての照会はしていません。
7. 6月に松沢県知事が仰天発言をしました。オバマ大統領が今秋来日した時に安保50年式典を、神奈川でやったらどうかと提案しました。そこまでは良いかなと思いますが、大桟橋に日米軍艦を並べるか横須賀のG・ワシントンの上で開催してはどうかと発言しています。吉田市長は式典についてはノーコメントとしていますが、GWについては聞いたこともないと言っています。

 この7つの出来事に対する吉田新市長の対応はどうだったか?私がつけた評点を紹介します。
 ただ、評価とは難しいもので、なにを基準にするかによって大きく変わりますので、ここでは、「前市長であったらどう対応したか」を比較として採点しました。
「吉田さんが市議のままだったらどうしたか?」という比較評点もありますし、そもそも自分は市長の対応に納得したかという基準での評価もあります。これは、皆さんでやっていただければと思います。

          私の採点表 (三段階評価、「3」が評価高)
>
で き ご と蒲谷市長吉田市長差  異
1. 空母「ニミッツ」入港21−1
2. ふたつの原子力防災訓練220
3. 米軍提供レシピ220
4. ジョージ・ワシントンで原子炉関連メンテナンス110
5. 核密約あきらかに220
6. ジョージ・ワシントンから廃棄物搬出12+1
7. 松沢知事発言「安保式典を県内で、GW上も」23+1
総 点1213+1

・1番は、前市長ならもう少し上手な発言をしたのでは?と考えマイナスにしました。
・6番は、情報公開が少し進んだのを評価しました。
・7番は、前市長だったら賛同したのではという仮定と、報道で読む限りは知事発言に対しては不賛同のため、プラスにしました。少しひいき目かもしれませんね。
・この他は前市政と同じ、または前市長も同じ対応だったろうと考え同点としました。

 今のところは、残念ながら大きなチェンジは数字では現れませんでしたが、今後も基地・空母問題についてはさまざまな問題が続くはずですので、みなさんも、ご自身の判定項目や評価基準で市政のチェックを続けていただき、皆でより良い横須賀にしていければと思っています。

6. 行政運営・財政          藤島紀雄さん

 依頼を受けたとき、10分程話すということだけで、テーマを聞いておらず纏まっていません。後で質問があれば、答えられる範囲で答えます。
 「行政運営・財政」と言うテーマですが、私は湘南鷹取の自治会長をしていますので、蒲谷市長から吉田市政に変わって、対自治会の対応が変わったかどうか、というお話をしたいと思います。
 まず、三つのキーワードで吉田市政を読みとるということをしてみたいと思います。
1. 町内会補助金について
 連合町内会との顔合わせの中で、市長がつぎのような発言をしています。「私が補助金を削減するのではないかといううわさが流れていますが、そういうことは一切ありません。ある自治会長から『私どもは吉田市長を応援しています。で、市の財政のために補助金を削減しても結構』とのお電話を受け、それをホーム・ページに載せたことがこの話のきっかけになったようです。市役所の仕事はみなさんの協力が必要で、ますますお世話になりますのて今後ともよろしく」ということでした。
2 新しい公共
 これは、6月の議会を傍聴したとき、確か瀧川さんとのやりとりで出て来ました。市からの要請を実現するとき、行政が裏方としてやっていくという、こういう方向のことを言っているらしいです。
3 自治基本条例
 追浜地区で自治基本条例の車座会議がありましたが、そのなかでまた市長はこういうことを言いました。「実際に町内会に市政に参加してほしい」。しかし、具体的にどうということはなく、自治会へのある程度の権限委譲をもくろんでいるのではないかと思いました。

 この中で、「新しい公共」の問題点を話したいとおもいます。
 先ほど品川さんがイギリスの話をしていました。サッチャーのところに源流は行ってしまいます。国営企業を民営化し、新市場主義を取り入れました。レーガンも民営化を進め、大変なことになりました。サッチャーの後始末をしたのがブレアで、レーガンの後始末をしたのがクリントンで、この人たちが言っているのが「第三の道」です。「第三の道」が「新しい公共」へ連なっているわけです。
 ところがこの「新しい公共」は失敗しています。
 公共と聞いて私は反感を持っています。公共とは社会全体の利益を優先するということで、社会全体の利益のため基地とか空港とかを造るための強制収用になります。基本的人権を一時的に停止するような事態になります。「新しい公共」という言葉を使うこと自体、疑問に思っています。
 自治会が今日の状況に如何に対応できるかというのがテーマです。現在自治会が抱えている問題はたくさんあります。高齢化致しますと動きがとれない状態になります。
 加入率の低下という問題もあります。メンバーが固定されていると、役所からある種の権限が委譲されたとき、会員に入っていない世帯の意志は無視されてしまいます。100世帯のうち30世帯しかいないような自治会と一緒にやれるのかという点です。
 民生委員さんは父子家庭の洗い出しまでやらせられています。これから、自治会の固定されたメンバーが、町全体を決めてしまう悪い方向が出てくるという懸念があります。これに対してどうして行ったらよいかということですが、民主的であることが一番大事で、リーダーが民主的な人でない場合、大変なことになるでしょう。



Yデッキにおけるシール投票「チェンジの横須賀市政で…」

市民集会「市民から見た吉田市政の一年」(2010/7/19)に向けて、 7月17日、横須賀中央駅前で、 チェンジを標榜して登場した市長の1年の実績は如何であったか、 市民の目線で捕らえた評価をシール投票してもらいました。


1. 実施要領

実施日時  2010年7月17日(土) 16:00〜17:40の1時間40分間
実施場所  横須賀中央駅前 Yデッキ
スタッフ  14名
設問と回答選択肢
   「チェンジの横須賀市政で…」 @良くなった、A変らない、B悪くなった、C分からない

2. 結果

回答選択肢投票数比率
@ 良くなった23.511.5%
A 変らない93.545.8%
B 悪くなった2512.3%
C 分からない6230.4%
合計204100%

上記で端数は、@とAの中間と答えた方が3名居られて案分したため。

3. 投票者のコメント

シール投票後にご意見をお聞きしました。

(1) 「良くなった」を選択した方

1. 市の対応が良くなっている感じがする。
2. 目安箱の設置は良い施策だ。
3. 箱物反対を貫くのが良い。
4. 一生懸命やっている感じがする。
5. 前任の蒲谷市長のままより良いのではないか。
6. 美術館について、市長なりにやろうとしている。
7. 広報などが分かり易い。

(2) 「変らない」を選択した方

1. チェンジを期待したが変っていない。
2. 高齢者の福祉に対する対応が不十分だ。例えば、足である安いバスが欲しい。
3. 市に取って都合の悪いことは知らせない。
4. 市長は改革を言っているが、具体的政策が出て来ていない。
5. 広報を見ても改革の中身が伝わってこない。
6. (横浜市からの移住者の訴え) 学童保育について、横浜市では「ハマッ子」と称する学童保育があって、1月500円で預けられた。横須賀市では各地に施設があるが、1月20,000円で、毎日使用しない子の場合は1時間400円となっている。保育事業が大変おくれている。

(3) 「悪くなった」を選択した方

1. 医療制度に関して、市民病院・北部共済などの、病院の診療科の減少で困っている。
2. 仕事が少なくなった。市全体で減っていて、賃金も更に安く安くなっている。
3. 商店街でシャッター通りが増えている。
4. 公共事業について、県は住宅地の道路工事はやってくれるが、市は申請してもやってくれない。

(4) 「分からない」を選択した方

1. 横須賀市での居住暦が少ないので分からない。(10名ほど)
2. 良いような悪いような分からない。(20名ほど)
3. チェンジを感じるところまで至っていないので分からない。(20名ほど)
4. 中・高校生からは具体的な意見が聞き出せなかった。(10名ほど)

(5) その他の意見

1. 市内に多くある空き教室を保育に使えるようにできないか。
2. 市議が協力していない。
3. 住民税が高いと思う。
4, 戦後から、今尚継続している対米従属関係はなさけない。
5. 「ヨコスカをよくする会」などの市民運動でしっかり行政を見守り、市民の判断資料を引き出して欲しい。



神戸大震災の現地調査に行ってきました

小倉陽太郎さん
いつも共に、"我が国"、"我が市"のために元気に努力できることを幸せに思います。
さて、お知らせの通り、3/27〜3/31、神戸に阪神大震災の現地調査に参りました。 神戸市役所と「人と防災未来センター」にて、親切・丁寧な協力を頂き、 必要な資料収集に協力賜りました。
本で読んだ神戸と、被災地の現地での表情は随分と違っております。 その瞬間のビデオ(再現)を見たとき、涙を止めることができず、 明日の我が身を実感しました。 懸命に再生の努力を続け、復興を遂げた神戸の方々に敬意を表します。
ポートアイランド、その他地域の惨状のデータを入手しましたので、 ジョージ・ワシントンとの関連性につき、報告会を別途持ちたいと存じます。
報告会は原子力空母分科会にて、次の通り2回に分けて行います。 多くの方々にご出席をお願い致します。
第1回 4月23日(金) 19:00〜 横須賀市民法律事務所
第2回 5月22日(土) 17:00〜 市民活動サポートセンター

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